こんにちは!
まだ、「ゲーミングモニターなんて意味ない」って言ってる人がいるみたいですね。
これから本格的に高性能ゲーム機「PS5」が一般家庭にもっと普及するので、後悔する人がでないよう注意喚起させていただきます。
モニターの購入で失敗する人は昔の私だけで十分ですよ。
今回、PS5の「ゲーミングモニターは意味ない説」を論破します。
この記事を読めば、なぜPS5にゲーミングモニターが必要なのか完全に理解することになります。いや、ゲーミングモニターを使わずにはいられなくなるでしょう。
さすがにゲーミングPCにゲーミングモニターを使わない人はいないよね。
ぜひ、正しいモニター選定をして余計に買い直すことがないようにしましょうね。
バックエンドエンジニアとして20年プログラミングで飯を食ってきたサラリーマンパパ。仕事では数多くのPCやモニターなどを購入し、Windowsのない古の時代からコンピューターに精通。
ゲームに関してはファミコンからPSシリーズ・ゲーミングPCまでいつの時代も欲が止まらない。失敗も数多くしてきた経験と知識でゲーミングを始める方のお役に立てるよう日々精進して参ります。
ゲーミングモニターは意味ない!と決めつけた私は愚か者
PS5が発売されるもっと前、そうゲーミングPCすら持っていなかった私は、PS4のレーシングゲーム「グランツーリスモ」用に環境構築を計画していました。
まず、気合を入れて買ったのが、当時5万円もした「ハンドルコントローラ」通称ハンコン。
実物はこちら。
写真じゃ分かりにくいですが、使っていたモニターは22インチのグレアパネル。このグレアパネルのテカテカした映り込みのせいで目が疲れやすく、長時間集中してプレイできませんでした。
だから、高級ハンコンとも不釣り合いなので、モニターの買い替えを決意したわけです。
その時考えたモニター選定の絶対条件はこちら。
- 迫力が欲しいため27インチ
- 集中できるようノングレアパネル
これだけ。
ゲーム用なら常識のリフレッシュレートが条件に入っていませんね。
※リフレッシュレートについては後ほど解説します
当時、ゲーミングモニターが各メーカーから続々と発売されていましたが高価だったことと、所有のゲーム機がPS4だったため「ゲーミングモニターなんてまだまだ意味ない」と決めつけていました。
そして数年後、見事に後悔。
私は、ゲーミングPCの普及とPS5の高性能化の未来予測が出来なかったわけです。
エンジニアの端くれとして私は愚か者です。
今ならPS4でもゲーミングモニターを推奨しています。その理由はこちらの記事「【安い】PS4/PS4Proに最適なおすすめゲーミングモニター11選【FHD・4Kコスパモデル】」にて解説しています。ご興味があればどうぞ。
PS5にゲーミングモニターは意味ない!わけない理由
では、PS5にはゲーミングモニターを使用すべき理由を初心者にも出来るだけ分かりやすく解説しますね。
まずはPS5の一番重要なスペック、「フレームレート」について理解しましょう。
フレームレートの単位は「fps(フレーム・パー・セコンド)」で、60fpsであれば「1秒間に60枚の画像を出力する」という意味。
映像は何枚もの画像を高速で切り替えることで動いて見えます。以下のようなパラパラ漫画をイメージすれば分かるよね。
PS5はこのフレームレートが120fpsです。
また、PS5が驚異的なのは解像度4Kで120fpsを出力できるところ。このスペックは20万円以上のゲーミングPCに相当します。
このフレームレートに対応するにはゲーミングモニターが必要で、そのスペックを「リフレッシュレート」と言います。
フレームレートの単位は「Hz(ヘルツ)」で、周波数と同じ単位です。つまり、60Hzであれば「1秒間に60枚の画像を入力して表示できる」という意味。
PS5の120fpsにピッタリなリフレッシュレートは120Hzですが、120Hzのゲーミングモニターはほぼ存在しません。おすすめなのは144Hzもしくは165Hzのゲーミングモニターとなります。
とは言え、今までゲーム機はテレビに接続して楽しくプレイ出来てたから、リフレッシュレートにこだわる必要があるのかと言った意見がありますよね。
百聞は一見に如かずなので、まずはこちらの動画をご覧ください。
60Hzより144Hzの画像枚数は2倍以上なので、圧倒的に滑らかな動きであることが理解できるはず。
また、情報量が多い(画像が多い)ため、60Hzより144Hzの方が相手の動きを先に察知できます。
言い換えると相手より「未来」が先に見えるってことだよ!
よって、ゲーミングモニターを使うだけでゲームが有利になるわけです。
これが、PS5にゲーミングモニターを使うべき一番の理由です。
お分かりいただけたでしょうか。
PS5に4Kゲーミングモニターを誰にでもオススメしない理由
では、解像度4Kに対してはどうしたらいいかと言う疑問があるかと思います。
PS5の性能に完全対応するには「144Hzの4Kゲーミングモニター」が必要ですが、誰にでもオススメはしません。
理由は簡単で10万円程する超高額モニターだから。
せっかく高額なモニターを買っても、その性能を十分に使わなかったら宝の持ち腐れですよね。
よって、以下2つのパターンのいづれかをまずは推奨します。
ゲームジャンル | 解像度 | リフレッシュレート |
---|---|---|
FPSやレーシングゲームなど速さが必要なゲーム | FHD | 144Hz or 165Hz |
RPGのような超高画質を売りにしたゲーム | 4K | 60Hz or 75Hz |
例えばAPEXのようなFPSはゲームに勝つことが目的であり、勝つために4Kは不要。解像度はFHDで十分です。それよりリフレッシュレートの速さが重要である。
また、RPGでは速さを求めない分4Kの超高画質を楽しむ余裕があり、リフレッシュレートは60Hzでも十分な場合がほとんどです。
それなら割り切って、以下どちらかのコスパの良いゲーミングモニターを選定すればよいわけです。
- 解像度FHDの144Hz(165Hz)ゲーミングモニター
- 解像度4Kの60Hz(75Hz)ゲーミングモニター
例えば、FHD・144Hzゲーミングモニターなら24インチの「BenQ ZOWIE XL2411K」が人気です。
BenQのZOWIE(ゾーイ)シリーズは多くのプロゲーマーに支持されており、e-スポーツの大会でも使用されるほど。そんなZOWIEのエントリーモデルである「XL2411K」ですが、残像感を極限まで無くすDyAc(ダイアック)と言う黒挿入技術を搭載しています。まさに勝つことを目的としたモニターですね。
また、4K・60Hzゲーミングモニターなら28インチの「Acer Nitro KG282Kbmiipx」はいかがでしょう。
Acerは特にゲーミングノートPCで有名なメーカーですが、数多くのゲーミングモニターも開発してきました。そんな中、本モデル「KG282Kbmiipx」は視野角が広く色再現性が高いIPSパネルを採用しており、高解像度の4Kにふさわしい鮮やかな色彩を再現しています。
とは言え、やっぱりPS5の120fpsを体験してほしいですね。
でも、膨大な予算をお持ちの方は迷わず、以下のような「4K&144Hz対応のゲーミングモニター」をどうぞ。
本当は私も欲しいぐらいですから。
まとめ.PS5にはゲーミングモニターを使うべき!
今回は、PS5にゲーミングモニターを使うべき理由を解説しました。
特に、エーペックスレジェンズ(Apex)など競技性の高いFPSにおいて、ゲーミングモニターを使わなければそれだけで不利になります。。
しかし、実際にゲーミングモニターを選ぶ際、リフレッシュレートと解像度だけチェックすればいいわけではありません。
以下のスペックもチェックして選定するのが理想です。
- 応答速度
- 画面サイズ
- パネル種
- HDRの有無
これらについては以前書いたこちらの記事「PS5版Apex(120fps)に最適!おすすめゲーミングモニター5選【他のFPSにも最高】」で詳しく解説しつつ、おすすめのゲーミングモニターも紹介しています。ぜひご覧ください。
では、よきゲームライフを。