ゲームを心から楽しむためには、性能の良いゲーミングPCが必須です。
でも、予算が限られていると、理想のスペックを持つマシンを手に入れるのが難しいと感じることでしょう。
特に、「5万円以下で本当に満足できるゲーミングPCを購入できるのか?」という疑問は多くの人が抱えています。
この記事では、5万円以下でゲーミングPCを手に入れる2つの方法と、それぞれのメリット、デメリット、そして求められる最低限のスペックについて詳しく解説しています。
この記事を読むことで、予算内でも最適な選択ができるようになり、ゲームだけでなく日常の作業も快適にこなせるようになります。
ぜひ、予算を気にしつつも賢くゲーミングPCを選ぶ方法を学び、自分にとって最適なゲーミング体験を実現しましょう。
バックエンドエンジニアとして20年プログラミングで飯を食ってきたサラリーマンパパ。仕事では数多くのPCやモニターなどを購入し、Windowsのない古の時代からコンピューターに精通。
ゲームに関してはファミコンからPSシリーズ・ゲーミングPCまでいつの時代も欲が止まらない。失敗も数多くしてきた経験と知識でゲーミングを始める方のお役に立てるよう日々精進して参ります。
ちなみに、子供には高校入学と同時にゲーミングPCを与え、立派なゲーム廃人に育てています(笑)。さらに自分用にはパーツをそれぞれ購入し、ゲーミングPCを自作して使用中~♬
ゲーミングPCは5万以下で購入できる?【方法は2つ】
ゲーミングPCは、高性能なものほど価格も高くなる傾向にありますが、予算が5万円以下と限られている場合でも賢く選べば手に入れることが可能です。
そんな夢のような選択肢は、以下2つの方法です。
- 自作する
- 中古を探す
どちらにもメリットとデメリットがありますので、自分に合った方法を見つけましょう。
方法①:5万円以下で自作する
自作ゲーミングPCは、パーツ選びから組み立てまで全て自分で行います。
これにはある程度の専門知識が必要です。
市場の動向を把握し、互換性がある高コスパのパーツを選ぶことが成功の鍵となります。
ゲーミングPCを自作するには専門知識が必要
自作する際は、パーツの選定から組み立て、設定に至るまで幅広い知識が求められます。
特に初心者の方は事前にしっかりと勉強するか、知識のある友人に相談することが重要です。
ゲーミングPCを自作するリスクとは
自作PCの最大のリスクは、パーツの不具合や組み立てミスによりPCが動作しない場合でも、全て自己責任となることです。
保証の範囲も限定的なので、トラブルには注意が必要です。
方法②:5万円以下の中古を探す
中古市場を利用すれば、比較的安価にゲーミングPCを手に入れることが可能です。
特に、信頼できるショップを選ぶことで、品質の面でも安心できます。
動作検証をしっかり行っているショップを選ぶこと
中古購入の際は、ショップが提供する動作検証の有無や範囲を確認することが大切です。
しっかりとテストされている製品を選ぶことで、トラブルのリスクを減らせます。
中古のゲーミングPCを購入するリスクとは
中古品を購入する最大のリスクは、保証範囲です。
新品に比べて保証期間が短かったり、限定的だったりすることがあります。
そのため、購入前に保証内容をしっかりと確認することが重要です。
正直、PCスキルに自信のない方には自作も中古はおすすめしません。なぜなら問題が発生したときに解決できない可能性が高いから。なんとか、あと5万円予算を上げて新品の購入も視野に入れましょう。
初心者が低価格ゲーミングPCを選ぶメリット
ゲーミングPCの世界は魅力的だけど、高価なイメージがあり、特に初心者にとってはその第一歩を踏み出すのが難しいかもしれません。
しかし、5万円以下の低価格ゲーミングPCなら、予算を気にせずゲームの楽しみを探求することができます。
じつはこの価格帯には、初心者にとって魅力的なメリットがいくつか存在します。
では、具体的にどのようなメリットがあるのか見てみましょう。
お試し気分で始められるので後悔する可能性が下がる
ゲーミングPCへの投資は、特に初心者にとって大きな決断です。
しかし、5万円以下で選べる低価格ゲーミングPCなら、お試し気分で始めることができます。
大金を投じるリスクを抑えつつ、ゲームに対する自分の興味やニーズを探ることができるのです。
万が一ゲーミングにそれほど熱中しなかったとしても、後悔するリスクが低く、初心者がゲーム世界へ足を踏み入れやすくなります。
この手軽さは、ゲーミングへの第一歩を軽やかにする大きな魅力と言えるでしょう。
普通のPCより高性能なのでゲーム以外の作業が快適になる
5万円以下で手に入るゲーミングPCは、同価格帯の一般的なPCと比べても性能が高い傾向にあります。
この性能の高さは、ゲームプレイだけでなく、日常の作業においてもその恩恵を受けることができる点でメリットがあります。
例えば、動画編集や画像処理といった比較的リソースを要する作業もスムーズに行えるようになります。
つまり、ゲーミングPCを選ぶことは、ゲームをするためだけではなく、全体的なコンピュータ使用経験を向上させる選択とも言えるのです。
価格とスペックのバランスが勿体ない買い物になりにくい
5万円以下のゲーミングPCは、価格と性能のバランスが優れています。
予算内で最高の性能を求めるユーザーにとって、これほどまでにコストパフォーマンスの高い選択肢は他にありません。
この価格帯で選ぶことで、過度に高価なモデルに投資することなく、十分なゲーミング体験を得ることが可能になります。
特に初心者が高性能なPCに多額を投じた後に利用しきれないという事態を避けられるため、経済的なリスクを最小限に抑えながら、ゲーミングライフをスタートできます。
5万以下のゲーミングPCが向いてる人/向いてない人
5万円以下でゲーミングPCを手に入れることは、一見すると魅力的な選択肢に見えますが、この価格帯のPCがすべての人に合っているわけではありません。
そこで、5万円以下のゲーミングPCがどのようなユーザーに向いているのか、またどのようなユーザーには不向きなのかを明確にすることが重要です。
このセクションでは、特定のゲームの楽しみ方やパフォーマンスに対する期待値に基づき、自分にとって最適なゲーミングPCの選択肢を見極めるための情報をお届けします。
なぜゲーミングPCがいいのか、どんなゲームをやりたいのか、今一度、自分自身に問いかけてみてください。
軽いゲームだけを楽しみたい人は向いている
5万円以下のゲーミングPCは、グラフィックスがそれほど要求されない軽いゲームやインディーズゲームを楽しむには最適な選択です。
高度なグラフィックス設定や最新のタイトルをフルスペックで楽しみたいわけではなく、単にストレスなくゲームをプレイしたい人には、この価格帯のPCが適しています。
低〜中設定でのゲームプレイに満足し、コストを抑えつつゲーミングライフを始めたい初心者やカジュアルゲーマーにぴったりです。
この価格帯のPCであれば、ゲームだけでなく日常の作業にも十分対応できるため、多目的に使える点も魅力の一つです。
画質にこだわらない人は向いている
5万円以下のゲーミングPCで最高のグラフィックスを期待するのは難しいですが、画質にそこまでこだわりがなく、ゲームのストーリーやゲームプレイ自体を楽しみたい人には最適な選択肢です。
高解像度や最大設定でのゲームプレイよりも、コストパフォーマンスやゲームの内容に重きを置くユーザーは、この価格帯のPCに満足できるでしょう。
画質を犠牲にしても、多様なゲームを手軽に楽しむことができます。
グレードアップする過程が好きな人は向いている
5万円以下のゲーミングPCを選ぶ利点の一つは、将来的にパーツをアップグレードしていく過程を楽しめることです。
初期投資を抑えつつ、自分のペースで徐々にシステムを強化していけるため、PC自作やカスタマイズに興味がある人にはこの価格帯のPCが最適です。
始めは基本的な構成でも、時間と共により高性能なパーツに交換することで、最終的には高スペックなゲーミングPCを実現できます。
失敗しないか気にする人は向いていない
5万円以下のゲーミングPCは、性能や品質に一定の妥協が必要です。
最新のゲームを最高設定で楽しむことや、将来的なアップグレードを考えずに長期間使用することを期待している場合、この価格帯のPCは満足できない可能性が高いです。
リスクを避け、確実なゲーミング体験を求める人は、もう少し予算を上げて確かな品質と性能を兼ね備えたPCを選ぶべきでしょう。
ゲーミングPCをやりたい理由がない人は注意→PS5でもよいのでは?
ゲーミングPCに興味があるものの、特にPC特有のゲームや機能に魅力を感じていない場合、5万円以下のゲーミングPCを選ぶよりも、PS5などのゲームコンソールの方が満足度が高いかもしれません。
ゲームコンソールはゲーム専用に設計されているため、その価格帯で最適化されたゲーミング体験を提供します。
PCゲーミングに特化した理由がなければ、予算に合ったコンソールを選ぶことが、より良い選択になるでしょう。
PS5でも高フレームレートに対応したゲームが増えてきており、ゲーミングPC勢と互角に戦えるようになってきました♬
失敗しない低価格ゲーミングPCに必要な最低スペック
ゲーミングPCの選択において、「5万円以下」という制限を設けると、性能と価格のバランスが非常に重要になります。
しかし、この価格帯でも適切なスペックを選べば、快適なゲーム体験を実現できます。
ここでは、低価格ながら失敗しないゲーミングPC選びのために必要な最低限のスペックを解説します。
これらの基準を満たすことで、コストを抑えつつも多くの現代的なゲームを楽しむことが可能になります。
現実的にはこのスペックで5万円以下の中古はなかなか無いかも知れませんが、ゲーミングPCとして後悔しない最低ラインかと思います。
GPU:GeForce RTX3050、RX 6600以上
グラフィックスカードは、ゲームのパフォーマンスに直接影響する最も重要なコンポーネントの一つです。
低価格の予算でゲーミングPCを組む場合、GeForce RTX3050やRX 6600以上のグラフィックスカードを選ぶことが理想的です。
これらのGPUは、現代のゲームを中〜高設定で快適にプレイできるだけの性能を持ちながら、コストパフォーマンスも優れています。
特にRTX3050は、NVIDIAのリアルタイムレイトレーシングやDLSSといった先進技術をサポートしているため、よりリアルで没入感のあるゲーム体験を楽しむことが可能です。
CPU:Core i5、Ryzen 5以上
CPUはシステム全体の処理速度を決定し、ゲーミングにおいては特に多くの処理を同時に行う必要があるため、選択は非常に重要です。
Core i5またはRyzen 5以上のCPUを選ぶことで、最新のゲームでもスムーズに動作し、マルチタスキングや他のアプリケーションの使用も快適になります。
これらのCPUは、優れた性能を持ちながらも比較的手頃な価格で提供されているため、低予算でも適した選択と言えます。
特に、ゲーミングだけでなくクリエイティブ作業やビデオ編集なども考えている場合、強力なCPUは必須です。
メモリ:8GB以上、16GBが理想
メモリ(RAM)は、現在実行中のプログラムやゲームのデータを一時的に保存する役割を果たし、システムの応答性に大きく影響します。
最低限8GBのRAMは必要ですが、よりスムーズなゲーミング体験を求めるならば、16GBを目指すのが理想的です。
特に最新のゲームや複数のアプリケーションを同時に実行する場合、16GBのRAMがあれば快適に動作します。
予算内でメモリを増やすことは、将来的にシステムをアップグレードする際のコストパフォーマンスも良くなります。
ストレージ:SSD512GB以上
ストレージの選択もゲーミングPCにおいて重要です。
SSDはHDDに比べて読み書き速度が格段に速いため、ゲームのロード時間の短縮やシステムの起動速度の向上に寄与します。
低価格のゲーミングPCを目指す場合でも、少なくとも512GB以上のSSDを搭載することをおすすめします。
これにより、複数の大容量ゲームをインストールしても容量を気にすることなく、快適なゲーミングライフを送ることができます。
また、将来的にストレージが不足した場合には、追加のSSDやHDDを搭載することで容易に拡張可能です。
まとめ:5万円以下のゲーミングPCの購入は慎重に
この記事では、5万円以下で購入可能なゲーミングPCについて紹介しました。
まず、予算内での購入方法として自作や中古の選択肢があり、これらにはそれぞれ利点と留意点が存在します。
自作はカスタマイズ性が高く、中古は初期コストを抑えられる一方で、技術知識の必要性や保証の限定性に注意が必要です。
また、低価格ゲーミングPCは、ゲーム以外の作業も快適にこなせるなど、初心者にとっては入門機として多くのメリットがありますが、画質や性能に高い期待を持つユーザーには不向きかもしれません。
向いている人は、軽いゲームを楽しむ方や、画質にこだわらない方、そしてアップグレードの過程を楽しめる方です。
一方で、最先端のゲームを最高設定で楽しみたい人や、失敗を極端に恐れる方には推奨できません。
また、購入前にはGPU、CPU、メモリ、ストレージなど、必要最低限のスペックを理解しておくことが、後悔しない選択をするためには不可欠です。
結論として、5万円以下のゲーミングPC購入は、自分のゲームプレイスタイルや期待するパフォーマンスを明確にした上で、慎重に選択すべきです。
価格と性能のバランスを考え、自分に合ったゲーミングPCを見つけることが大切です。